麻酔科-くろねこBlog

麻酔科医と子育てとか日々の学び

小脳橋角部腫瘍の手術

髄膜腫、聴神経腫瘍など鑑別がある。

聴神経腫瘍であると耳管中まで操作することがある。

MEP,SEP,ABR,Facialなど使うのでTIVAまたはDESが求められる。

耳の後ろから手術を行うのでパークベンチ体位になる。

とても褥瘡が起こりやすい、特に腕神経叢麻痺なども注意。

左パークベンチだと、左手は下の手台、右手は上の手台に、足の間などクッション挟むの忘れずに。

頭はピンで固定される。

開頭までにマンニトールで脳圧を。

 

迷走神経の周辺を操作する時がある、三叉神経の近くも。この時徐脈になりAsystoleになりうるので術者とコンタクトをとる。